原料チップは、自社購買規定に基づく、高品質のポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)の原料チップを購入・入荷しています。
この工程では、高品質の合繊繊維ロープを製造する上で基本となる原糸(糸)の製造を行なっています。
自社製造の主力製品には、ポリプロピレンロープとポリエチレンロープの2種類があります。ポリプロピレンロープは、ポリプロピレンとポリエチレンの原料チップを混合し、溶融して製造した原糸(糸)を使用し、ポリエチレンロープは、ポリエチレンの原料チップを溶融して製造した原糸(糸)を使用しています。また、自社製造のロープを安心して使用していただけるように原糸(糸)は、2種類とも(財)日本海事協会の認定を受けています。
この工程では、強度を高めるために紡糸工程で製造した原糸(糸)の撚り合わせを行なっています。ロープ製造に必要な原糸(糸)を撚り合わせて作るヤーンと呼ばれる撚糸を製造する工程で、繊維ロープの種類により、細めのヤーン(単合撚糸)と太目のヤーン(複合撚糸)の2種類のヤーン(単合撚糸・複合撚糸)を完成させます。
この工程では、撚糸工程で完成したヤーン(単合撚糸・複合撚糸)をロープ製造の依頼に応じ、数十本のヤーンを撚り合わせるロープ撚りの下撚製造を行なっています。
この工程では、ストランド工程で完成したストランドを三ッ打・八ツ打等それぞれの製造依頼を受けた製品の用途に合わせて合繊繊維ロープの仕上げをします。
完成したロープ製品を、自社工場に設置してある3種類の機械を駆使し、製品使用用途の規格別に、「ロープの直径や長さを均一にする」、「ロープの伸度をおさえる」、「ロープを使いやすい硬さにする」、「引張強度や摩耗性を向上させる」、というロープを安定させるための目的で重要な特殊加工を施しています。
自社製造製品は、「お客さまの為のモノづくり」をモットーとしています。お客さまの信頼に応え、より高い満足度を提供するために、まずはお客さまの意向を理解し、お客さまのニーズに合わせた製品づくりを実践し続けます。何なりとご相談ください。昨日よりも今日、今日よりも明日。お客様に喜ばれ、安心してご使用いただけるロープづくりを目指しています。